「ありのまま」と「今のまま」
最近ではよく「ありのまま」で生きましょうと言われていますよね。
確かに情報化社会がどんどん進化して、50年前では数日をかけてやっていたことが数時間でできるようになってしまい、もはや人のキャパシティを超えるスピード社会になってしまっています。
何が何だかわからずに追われるような毎日を送ることで、大きなストレス社会を生み出す原因になっていますよね。
ですから一旦本来の自分に立ち戻るためには、「ありのまま」に生きていくことはとても大切だと思います。
ところがここで勘違いしてはいけないのは「ありのまま」=「何もしない」、何も進歩しないということではないということです。
そこでまた2x2マトリックスの話になります。
「ありのまま」とは性格や個性に当てはまりますので、色に例えてもいいと思います。
色には赤色は上で青色は下というような優劣などは一切ないですよね。
人の個性も同じで、インドア派の人が無理をしてアウトドア派になる必要はないですし、内氣な営業の方が外向的に変わらなくてもいいわけです。
ところが自分はこうだからと言い訳をして「今のまま」でよいというわけではありませんよね。
それは明るい白色から暗い黒色のグラデーションの例えられますが、自分の個性を活かすか、殺すかという話ですよね。
自分の性格、個性を短所としてとらえるのではなく、長所として活かすようにすればいいわけですから。
2者択一で考えると、どうしても行き詰まりますが、「ありのまま」でも「今のまま」ではないという選択をしていくと人生は豊かになっていきます。